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Blindfold
第4章 幼馴染み
身体の中に、樹の手が入り込んだ。
腰を
脇を
そして胸を
いやらしく手が私の身体を這って
そして、そのまま服をたくし上げた。
私は、吐息を洩らしながら、ソファーに掛かっていた目隠しを掴んだ。
「さくら…」
「あっ……」
切なげに私の名前を呟いた樹は、
目隠しを掴む私の腕を捉えると、そのままその腕に口づけを落とした。
唇の感覚。
手首の血管が、ドクドクと波打っているのが分かった。
そのまま、樹は、私の手から目隠しを奪う。
何か言いたげにその目隠しを見つめて
そして、また私に切なげな眼差しを向ける。
「んっ……はぁっ…」
再び唇を塞がれながら、涙が出そうになるのを堪えた。
樹は、はぁ…と息を洩らすだけで何も言わない。
でも、
なんとなく
何を言いたいのか
私には分かる