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Blindfold
第6章 迷子


突然、強く抱きしめられて、私の涙腺は崩壊した。



混乱していて、


寝ていないのもあるけど、


ひどく頭が痛くて…



なのに涙が止まらないから余計に頭が痺れるように痛い。



「大丈夫だ」




店長はそうしきりに囁きながら、私を抱き締める。



タバコの香り……



それが妙に安心して、胸を締め付ける。



どれくらいそうしていたか分からない。




だけど結構な長い時間、店長は泣きじゃくる私をきつくきつく抱きしめていた。











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