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約束~リラの花の咲く頃に~Ⅲ Love is forever
第4章 【接近~近づいてゆく心~】
かれこれ一刻余りに渡って洗濯を続けていた莉彩は、小さな吐息をつく。立ち上がると、腰や脚が軋み、悲鳴を上げた。握り拳でトントンと腰を叩きながら、これではまるで八十を過ぎたお婆さんのようだと自分で苦笑いを浮かべた。
「それにしても、洗濯機があるのが当たり前の時代に暮らしてた頃には、たいしてありがたいとも思わなかったけれど、やはり持つべきものは文明の利器なのねぇ」
独りごちながら、ついでに凝ってしまった肩も叩いてやる。
「それにしても、洗濯機があるのが当たり前の時代に暮らしてた頃には、たいしてありがたいとも思わなかったけれど、やはり持つべきものは文明の利器なのねぇ」
独りごちながら、ついでに凝ってしまった肩も叩いてやる。