この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
◇なななの短編◇
第7章 【近くて遠い書籍化記念】Trick or Sweet


目を大きく見開いた光瑠は、少しの間だけ黙ると、慌てて自分のジャケットを脱いで、真希の肩に掛けた。



「いい加減にしろ!! なんでそんな格好をっ……」



そう怒鳴りつけながら、再び真希の衣装をじっくりと見つめる。


ダメだ。

これは絶対にダメだっ…




「だぁっ!!!!!」




突然獣のように叫び出した光瑠にみんなが目を見開く。





「なんのつもりだ!! ふざけた幽霊だのドラキュラだのゾンビだのっ……お前はっ…」


チラと真希を見て羽織らせたジャケットのボタンを光瑠は勢いよく閉めた。



「一番むかつくのはお前だ!! 酒田!!」



ひぇっ⁉︎ と声を上げた秘書の酒田は少し後ずさる。




「何に扮しているのかも分からない! なんだそのオレンジの塊はっ!!!」



理不尽に怒鳴られた酒田は目を潤ませる。



「ひどいなぁっ……どう見たってカボチャじゃないですかっ…!」



/242ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ