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◇なななの短編◇
第7章 【近くて遠い書籍化記念】Trick or Sweet
━━━━━━━…
案の定つまずいた望。
咄嗟のことにみんなが駆け寄るけど、一番反応が速かったのはもちろん傍にいた光瑠さんだ。
「だ、大丈夫かっ……!!!!」
地面に転ぶ前に上手く望をキャッチした光瑠さんがすかさず望に尋ねる……と同時に━━
「ひっ、光瑠っ!!」
綺麗に放物線を描いたバースデーケーキ。
隼人が叫んだときには、ベチャ、と音を立てて見事光瑠さんの頭の上に落下した。
「「「「あ……」」」
その場にいたみんなが声を揃える。
望を抱きかかえたままの光瑠さんは何が起こったのか分からないのか、そのまま固まっていた。
しばらくの間、シーン……とその場が静まり返ると、光瑠さんは、プハッと息を吐いて、口元についたホイップクリームを払った。
「な……何事だっ……!」
案の定つまずいた望。
咄嗟のことにみんなが駆け寄るけど、一番反応が速かったのはもちろん傍にいた光瑠さんだ。
「だ、大丈夫かっ……!!!!」
地面に転ぶ前に上手く望をキャッチした光瑠さんがすかさず望に尋ねる……と同時に━━
「ひっ、光瑠っ!!」
綺麗に放物線を描いたバースデーケーキ。
隼人が叫んだときには、ベチャ、と音を立てて見事光瑠さんの頭の上に落下した。
「「「「あ……」」」
その場にいたみんなが声を揃える。
望を抱きかかえたままの光瑠さんは何が起こったのか分からないのか、そのまま固まっていた。
しばらくの間、シーン……とその場が静まり返ると、光瑠さんは、プハッと息を吐いて、口元についたホイップクリームを払った。
「な……何事だっ……!」