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◇なななの短編◇
第11章 さっぽろ雪まつり!(B,近甘,ᙠ)
光瑠さんの片足を両手で掴んだ隼人は、グラグラと光瑠さんの体を揺らす。
「ねーーえーー!!のろーよー!」
「だ、だから、俺を誰だと────」
「ひーーーかーーるーーー!!!」
「っ……………」
どうせ、折れるのだから、もう分かったって言えばいいのに……
そんなことを思いながら、困っている光瑠さんを黙って眺める。
「別に俺と乗る必要はないだろうがっ……」
「ひかると乗りたいっ!!」
「だから何で─────」
「ねぇお願いっ……!!!!」
「ま、待て、そういう目で見るな!!何度もそうやって俺のことを騙せると思ったら──────」
「…………ね?」
「っ………わ……かっ……た…」
おちた──────
ホント、このやり取りは何度見ても面白い。