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◇なななの短編◇
第12章 なぁなぁな2人



「ともちゃん──…」



智の両肩に触れた樹。


突然の真剣な眼差しに、智は軽く目を見開く。


しばらく続いた沈黙。



何を言われるのか……



少しだけ甘い展開を期待したそのとき──




「わああっ!!!!!!」



「っ……!?!?」





突然叫び出した樹にさらにカッと智の目が開く。



えっ……な、何今のっ…




困惑していると、樹は再び黙って智の事を見つめたあと、おっ!と小さく呟いた。




「しゃっくり止まったんじゃね?」



「…あ………」




確かめたくて、智は胸に片手を当てたまましばらく黙り込む。



「ホントだ……」


「良かったね」




効いた効いた。



ニコリと微笑みながら、樹は自分のカバンから財布を取り出した。




「あ、で、いくら渡せばい?」



「え…?」



「ビール代」



「あ〜……」



目を泳がせながら、智はあれこれと考える。



どうしようか。



やっぱりもらってみようか。

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