この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
◇なななの短編◇
第12章 なぁなぁな2人



「600円…くらい?」


「おっけー!」



あっさりと払おうとする樹に、智は小さく息を吐く。



そして、500円玉と100円玉を手に乗せられて、ジッとそれを見つめた。


が………




「……俺もともちゃんに買ったから、もらうね?」


「え……?」



一瞬だけ手の平に乗った小銭がすぐに奪われる。



俺もともちゃんに…買った?



首を傾げていると、樹は親指を立てて冷蔵庫に差した。




「冷蔵庫、入れてあるよ」



「………」



「しかもね、ともちゃんが買ってきてくれた本数と全く同じだった」



それって……つまり…




気になった智は冷蔵庫の前まで足を進める、そして開くと、自分が買った倍の量のビールが入っていて、思わずフッと笑った。



「ホントだ……」



「ね?」



「………おんなじこと考えてるし…」



智のセリフを聞いて、樹は軽く目を見開く。



……おんなじことも、言ってるんだけど…



そんな事を心で呟きながら、智の元に寄って肩を叩いた。

/242ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ