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◇なななの短編◇
第1章 有川商事より読者様へお願い
「お前は俺のものだっ!!!」
至近距離で怒鳴られて、
真希はぎゅっと目を瞑った。
「分かったら返事をしろっ!!!!!」
肩を掴まれて大きく揺さぶられる。
「────社長、真希さんは"もの"じゃありませんよ」
「っ…!!」
再び要の声を聞いて、真希は要の方を向いた。
「要さんっ!!」
もうこれ以上光瑠を挑発しないでほしい
それを真希は必死に目で訴える。
要は眉を上げたまま、とぼけたような表情を真希に返した。
「真希っ!!こっちを向けっ!!」
後ろで叫ぶ光瑠の声に身体をびくつかせる。
はぁ、と溜め息をつくと、真希はゆっくり振り返って光瑠を上目遣いで見つめた。
「もう…光瑠さん…いつも怒ってばっかり…」
真希は甘えた口調でそう言いながら、
光瑠の白いスーツを掴んだ。
「っ……」
揺れる瞳で見つめられ、困る光瑠は単純な男である。
「カルシウム足りてないんですよ…
光瑠さん偏食おばけだから…」
「なっ…おばけはいらんだろっ!」
「あ、ほら、そうやってどうでもいいところでもすぐ怒るんだからっ…」
真希はそう言いながら、光瑠に顔をうずめた。
至近距離で怒鳴られて、
真希はぎゅっと目を瞑った。
「分かったら返事をしろっ!!!!!」
肩を掴まれて大きく揺さぶられる。
「────社長、真希さんは"もの"じゃありませんよ」
「っ…!!」
再び要の声を聞いて、真希は要の方を向いた。
「要さんっ!!」
もうこれ以上光瑠を挑発しないでほしい
それを真希は必死に目で訴える。
要は眉を上げたまま、とぼけたような表情を真希に返した。
「真希っ!!こっちを向けっ!!」
後ろで叫ぶ光瑠の声に身体をびくつかせる。
はぁ、と溜め息をつくと、真希はゆっくり振り返って光瑠を上目遣いで見つめた。
「もう…光瑠さん…いつも怒ってばっかり…」
真希は甘えた口調でそう言いながら、
光瑠の白いスーツを掴んだ。
「っ……」
揺れる瞳で見つめられ、困る光瑠は単純な男である。
「カルシウム足りてないんですよ…
光瑠さん偏食おばけだから…」
「なっ…おばけはいらんだろっ!」
「あ、ほら、そうやってどうでもいいところでもすぐ怒るんだからっ…」
真希はそう言いながら、光瑠に顔をうずめた。