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◇なななの短編◇
第5章 サンタが有川邸にやってきた!(近くて遠い)
「はっ隼人すごくお利口だったからっ!きっと優しいサンタさんはプレゼントくれるよっ!!」
私が光瑠さんを強く見つめながらそういうと、隼人は期待した目で口一杯に白い髭をつけた光瑠を見上げる。
「サンタさん!!くれる??」
隼人がそう呟くと、光瑠さんは、ハァとだるそうに溜め息をついて隼人を見下ろした。
「まっ、真希さんっ…動画っ…動画撮っていいですかっ…」
相変わらず笑いが止まらない要さんが私に小声で尋ねる。
私は呆れた様子で要さんの方を見ると、低い声で、おいっ!!と怒鳴り声がした。
あぁっ…
恐る恐る光瑠さんの方を見ると、ギリギリと奥歯を噛む音が聞こえてきそうなほど、怒っている。
「関根っっ!!!!笑いすぎだっ!!!!」
要さんを指差しながら、そう大きく怒鳴った光瑠さんを見て私は片手で顔を覆った。
「ぷっ…もっ、申し訳ないっ…サンタ殿っ…」
ふざけたように言葉を返す要さんに光瑠さんがさらに怒り出す。
「なんかサンタさんひかるに似てるー!!」
隼人の言葉に私と光瑠さんがギクッとした。
「えぇっ!?そうかなぁ!?全然似てないよー!!」
そう言いながら、キッと強く睨むと光瑠さんは私から目線を外してこめかみを掻いた。
私が光瑠さんを強く見つめながらそういうと、隼人は期待した目で口一杯に白い髭をつけた光瑠を見上げる。
「サンタさん!!くれる??」
隼人がそう呟くと、光瑠さんは、ハァとだるそうに溜め息をついて隼人を見下ろした。
「まっ、真希さんっ…動画っ…動画撮っていいですかっ…」
相変わらず笑いが止まらない要さんが私に小声で尋ねる。
私は呆れた様子で要さんの方を見ると、低い声で、おいっ!!と怒鳴り声がした。
あぁっ…
恐る恐る光瑠さんの方を見ると、ギリギリと奥歯を噛む音が聞こえてきそうなほど、怒っている。
「関根っっ!!!!笑いすぎだっ!!!!」
要さんを指差しながら、そう大きく怒鳴った光瑠さんを見て私は片手で顔を覆った。
「ぷっ…もっ、申し訳ないっ…サンタ殿っ…」
ふざけたように言葉を返す要さんに光瑠さんがさらに怒り出す。
「なんかサンタさんひかるに似てるー!!」
隼人の言葉に私と光瑠さんがギクッとした。
「えぇっ!?そうかなぁ!?全然似てないよー!!」
そう言いながら、キッと強く睨むと光瑠さんは私から目線を外してこめかみを掻いた。