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◇なななの短編◇
第7章 【近くて遠い書籍化記念】Trick or Sweet
「当たり前じゃん! 光瑠、喜びそうだし!」
「なっ……」
「真希様! こんな日が来ると思って、私高校の時の文化祭のメイド服取っておいてありますから!」
「あ、愛花ちゃんっ……」
突然、待ってましたとばかりに愛花ちゃんがメイド服を持って私の前に現れた。
「ちょ、ちょっと待って、なんでメイド服なのっ…!」
懐かしい。
高校三年の文化祭、私と愛花ちゃんのクラスは執事メイド喫茶というものをやった──…
私はマネージャーだったわけだけれど、その日突然メイドが足りなくて急遽私もメイドをすることになって……。
─────────お前の主人は、この俺だろうがぁぁぁああぁあ!!!!
内緒にしていたはずなのに、光瑠さんが高校に乗り込んできてそれはそれは怒鳴られた……。
その日の夜、内緒でそんなことをしたお仕置きに、これを着て……