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タケルと恭子の1224
第2章 21:00
失恋して
恭子は
クリスマスイブにひとり



大抵の男なら
ビッグチャンス到来と
ガッツポーズをするに
違いない


でも

タケルは
違っていた





タケルが
恭子の手を握るチャンスを
逃していると

恭子は
自分のバックから
ハンカチを取り出し

涙をぬぐいはじめていた



そんな彼女を
見れば見るほど

タケルの心は
沈む一方だった



「恭子ちゃん
…少し…歩く?

それとも…送ろうか?」



さっさと送り届けるなんて
ありえない

そんなこと
忘れてパーっと
遊ぼうぜ!!



などと
言えないのだろう



タケルは
今まで何度も恭子の失恋を
慰めてきた

その度に
チャンス到来か?!
と、誰もが思うようなことを
思ってきた


それなのに


恭子は
必ず他の男を好きになる


タケルは
恭子が失恋するたび
何度も何度も
恭子に失恋を繰り返しているのだ



いや

実際は
失恋などしていない


告白など
一度もしたことが
ないのだから。



お人好しで
とにかく優しく
相手のことばかり
考えるタケル


それが
タケルの
長所であるが






それが短所でもあるのだ


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