この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
タケルと恭子の1224
第3章 22:00
「だって…
いいこと
なんにも無いんだもん…」
恭子は
顔を伏せたまま
答えた
「…いいこと?」
「…うん…
彼氏できても
うまくいかないし
会社の同期で
飲みにいっても
面白くないし
新しい友達できないし
タケ
なんか
いっつも忙しいし
タケ
誰かと
電話してるし…
タケ
バカだし
タケ
彼女つくんないし
タケ
電話してくれないし…」
「え、ちょっと待って
恭子ちゃん
なんか
話おかしくなってない?」
「おかしくないもん
タケが
悪いんたもんっ」
「え、ちょっ
てか、え?」
タケルは
ちょっと口を開いたまま
脳みそ
フル回転で
必死で考えていた
なんだろう
なんなんだろう
なんで
俺が
悪いことに…なってんだ?
悪いのは
元彼達じゃないのか??
しかも
俺に
彼女がいないとか
なんとか…
タケルは
まだ
顔を見せない
恭子の
綺麗な爪を見ながら
やっぱり
今日の恭子は
いつもと違うと
思った
いいこと
なんにも無いんだもん…」
恭子は
顔を伏せたまま
答えた
「…いいこと?」
「…うん…
彼氏できても
うまくいかないし
会社の同期で
飲みにいっても
面白くないし
新しい友達できないし
タケ
なんか
いっつも忙しいし
タケ
誰かと
電話してるし…
タケ
バカだし
タケ
彼女つくんないし
タケ
電話してくれないし…」
「え、ちょっと待って
恭子ちゃん
なんか
話おかしくなってない?」
「おかしくないもん
タケが
悪いんたもんっ」
「え、ちょっ
てか、え?」
タケルは
ちょっと口を開いたまま
脳みそ
フル回転で
必死で考えていた
なんだろう
なんなんだろう
なんで
俺が
悪いことに…なってんだ?
悪いのは
元彼達じゃないのか??
しかも
俺に
彼女がいないとか
なんとか…
タケルは
まだ
顔を見せない
恭子の
綺麗な爪を見ながら
やっぱり
今日の恭子は
いつもと違うと
思った