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王子と専属メイドの戯れ
第3章 昼休み
「…っは……はぁ………里音、どうした?」


腕の感覚に気づいた光騎さまがほんの少しだけ唇を離しました。


上唇は触れ合ったままで、囁きます。


そのお気遣いの囁き声にさえ、わたしの体は震え、全身がひどく敏感になってしまっていました。




「はぁ…はぁ…みつ…っき…さまぁ……っあ……なんだか…はっ……すこしっ……苦しくて……」



わたしがそう言うと、光騎さまは背中に回していた両腕の内の一つを緩めます。




顔も離れ、唾液で濡れた光騎さまの妖艶な唇が目に入ります。



その口元はニヤリと微笑まれていました。





「なら、楽にしてあげるよ」




そうおっしゃると、光騎さまは胸のリボンを引っ張りました。



シュルっ



「…えっ!?」



今朝の登校中にも解かれたそのリボン。
光騎さまが結んでくれたリボン。



また解かれるなんて…っ



詰め込まれていた胸が少しだけ解放され、息がしやすくなりました。



「あっ…はぁ…はぁっ…はぁ…はぁ……!!」



でも、わたしの息はなぜか荒くなっていきました。



プチ


プチ…




「あっ……はぁ…!はぁ…!ボタン…も…っはぁ!はあ…っはぁ」



リボンだけでなく、今回は制服の前ボタンまで、光騎さまは片手で器用に外していきました。




外される度に興奮で息が上がってしまいます。





制服を開けられると、わたしの胸は今朝のブラジャーの上部分に限らず、全体が曝け出されました。



サイズの小さいブラジャーによって、こんもりと無駄に盛り上がったわたしの胸が、光騎さまの胸元にぶつかります。



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