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王子と専属メイドの戯れ
第1章 登校
ツーーーー


光騎さまの指が頬をなぞって首筋に触れました。


「……っ」



くすぐったい感触に、わたしは思わず声を出しそうになってしまいます。




そっと見上げると光騎さまは妖艶に微笑んでわたしを見下ろしていました。


「!!」



その甘い瞳に、思わず目を逸らしてしまいます。






指先はわたしの顎に到達すると指先でくすぐるように動き出しました。




「…っ!」


くすぐったい…


それに、なんだか…



触り方が…




わたしは声を我慢するあまり呼吸も浅くなっていました。




ひたすら光騎さまの爪に意識をやろうとします。
ですが、光騎さまの右手が顎や首元を艶かしく触ってきます。



サワサワ



首を撫でている手は耳に移動します。




「里音の耳柔らかいね」


光騎さまはそのまま、わたしの耳をいじり始めました。



サワサワ
ムニムニ




んっ、だめっ…なんだか…


「…っ……はぁっ………」




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