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王子と専属メイドの戯れ
第7章 下校
「ゴメンね里音。俺もなんでこんなに元気がないのかわからなかったけど、里音の言葉で元気出てきたよ」



え?
わたしの言葉で?


わたしは思わず赤面してしまいます。



「そんな…わたしは何も…」



そもそも何が原因だったのか分からずじまいです。



「里音は誰よりも俺のこと考えてくれてるんだよね?」



わたしはきょとんとしてしまいます。



だって、そんなの…


「当たり前ですっ!」



わたしはすぐにそう答えました。



「そうだよね」



そう言って光騎さまはわたしの肩に手を回します。


そのままグイッと体を寄せられ、距離が近づきました。



「み、光騎っさま?」


急な接近に声が上擦ってしまいました。



「ねぇ里音…さっきの男にこんな風にされてたでしょ?」



さ、さっきの男…?


あぁ…


「神崎さん…ですか?」


「クラスメートなの?」



光騎さまは怪しく微笑みながらわたしの瞳を覗き込みます。



わたしは真っ赤になってしまいました。



「は、は、はいっ!カバンとかを…保健室に、持ってきてくれて…っ」



「それだけ?何もされなかった?」



肩を抱く手が強くなり、さらに光騎さまの体に身を寄せてしまいます。



「いえっ…何も…!あの…心配をかけてしまって…っ優しく接して頂きました…」



「優しく…ねぇ?」


その時光騎さまは空いている手でわたしの頬を包みます。


クイッ


そのまま顔を上に向かせます。



「あっ…」



見上げるとすぐ近くに光騎さまのお顔があります。


端正な笑顔に吸い込まれそうになりながら、わたしはどんどん熱に浮かされていきました。
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