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王子と専属メイドの戯れ
第1章 登校
「……!!!!」



ビクンっ


光騎さまの手が首筋からさらに下の鎖骨に触れてきました。



制服から覗く鎖骨を指先でツーーーーと左右になぞります。




声を我慢するのがこんなに辛いなんて…っ



わたしはなんとか声を我慢していたものの、触れる指先に体はビクついてしまいました。



スーッと撫でるたびに、体がどんどん敏感になってしまうんです。



「…っ…!!……!!」



「……里音?どうしたの?」



光騎さまは甘く囁きます。



視線だけ光騎さまに向けると、すぐ近くに光騎さまの笑顔がありました。



声を出せないのだから、答えることは出来ません。



「体が震えてるけど」



わたしは黙ってフルフルと首を横に振りました。


手間取っていた爪やすりを気合いを入れてまたし始めます。




「ふふ…頑張るね」



光騎さまそうおっしゃると、更に右手を大胆に動かし始めたのです。


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