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王子と専属メイドの戯れ
第8章 宿題
コンコン
「光騎さま?里音です」
「どうぞ」
ノックをし、返事を聞くと、わたしは部屋に入りました。
光騎さまはすでに勉強机に教材を並べ、勉強をされています。
「ここにおいで」
光騎さまの隣に椅子が用意されていました。
広い勉強机に、わたしのスペースを準備して頂いたのです。
「失礼します」
わたしはドキドキしながらそこに座り、抱えた教材を机に置きました。
「英語か」
「はい。光騎さまは…」
ふと、広げられた光騎様側の机を見ると、経済学、経営学、法律…と、分厚い教科書が積まれていました。
3年生になると専門性の濃いクラスに進学するとは聞いていましたが、1日目で既にすごそうです。
「将来使うものばかりだから、楽しいよ」
屈託なく笑う光騎さまにわたしは感心してしまいました。
「素晴らしいですねっ、光騎さま」
何度も言った称賛の声を、わたしは言わずにはいられません。
「…じゃ、やろうか」
光騎さまの声で、わたし達はそれぞれの教科に集中し始めました。
「光騎さま?里音です」
「どうぞ」
ノックをし、返事を聞くと、わたしは部屋に入りました。
光騎さまはすでに勉強机に教材を並べ、勉強をされています。
「ここにおいで」
光騎さまの隣に椅子が用意されていました。
広い勉強机に、わたしのスペースを準備して頂いたのです。
「失礼します」
わたしはドキドキしながらそこに座り、抱えた教材を机に置きました。
「英語か」
「はい。光騎さまは…」
ふと、広げられた光騎様側の机を見ると、経済学、経営学、法律…と、分厚い教科書が積まれていました。
3年生になると専門性の濃いクラスに進学するとは聞いていましたが、1日目で既にすごそうです。
「将来使うものばかりだから、楽しいよ」
屈託なく笑う光騎さまにわたしは感心してしまいました。
「素晴らしいですねっ、光騎さま」
何度も言った称賛の声を、わたしは言わずにはいられません。
「…じゃ、やろうか」
光騎さまの声で、わたし達はそれぞれの教科に集中し始めました。