この作品は18歳未満閲覧禁止です
![](/image/skin/separater37.gif)
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
余熱
第10章 深まる
![](/image/mobi/1px_nocolor.gif)
耳から首筋を伝って鎖骨へ――。
その道筋を、先生の唇は何度も往復した。
その間にするり、するり、と衣服は脱がされた。
「…下も舐めてほしいの?」
ショーツに指をかけられ、ゆっくりと下げられながら、尋ねられた。
「えっ…」
「だって、腰、揺れてるし…
それに…もうここもこんなに濡らしてる。」
そう指摘すると先生は、わたしの股下に体を滑らせてきた。
わたしは、まるで先生の顔に跨っているかのような体勢になってしまう。
羞恥が激しくこみ上げてきて、腰を浮かせると、先生はわたしの腰を掴み、顔をじりじりと近づけていく。
その様子を見ていることなどできず、目をぎゅっときつく瞑る。
すると、
「葉月」
低くて冷たくて、鋭い声で呼ばれたわたしの名前。
体が強張る。
「ボディソープで洗ったでしょ、ここ。」
「え…だ、だって」
「だめだって言ったよね、俺。」
そう言って先生は起き上がって、わたしから離れようとする。
言われたこと守らなかったから、嫌われた…?
視界がじわっと霞んでいく。
「先生…っ
ごめんなさい…
許してください…っ!」
そう請うと、瞬きとともに目の縁から涙が零れ落ちた。
「じゃあ、」
先生はわたしを組み伏せ、わたしの手を取ると、そのまま秘部へと誘った。
粘着質な体液が自分の乾いた指にまとわりついてくる感触に、心臓が跳ね上がる。
反射的にそこから離れようとした手は、先生の手によってすぐさま押さえつけられる。
「こういう風に、自分で触って、見せてよ、俺に。
そしたら許してあげる。」
先生はそう言って、わたしの手を上下に動かし始めた。
![](/image/skin/separater37.gif)
![](/image/skin/separater37.gif)