この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
余熱
第7章 火照る

余裕綽々な先生には度々翻弄されたけれど、

かといって、あんなに余裕がなさそうな先生も、

それはそれで心がざわつく。

胸が締め付けられる。


結局、沙月の話も、授業も、全然頭に入ってこないまま放課後を迎えた。

いつもなら祐の部活が終わるまで勉強しているが、どうにも捗る気がしなかったので、窓の外を眺めていた。

すると、体育館の入口の渡り廊下の辺りに祐、と女の子が一緒にいるのを見つけた。

目を凝らすと、その子は祐と同じ軽音楽部で、祐のバンドでボーカルを担当している、長岡 あかねという子だった。

彼女のことは一方的に知っていた。

いや、学年内、もはや学校内で、彼女のことを知らない人はいないだろう。

入学式で新入生代表の挨拶を務め、その後ライブパフォーマンスもやってのけた彼女は、

まるでティーン向け雑誌のモデルのようなルックスと、透明感のある歌声で一躍有名になった。

わたしたち一年生は入学してまだ二ヶ月も経っていないが、

噂では、彼女はこの短期間に10人の男子生徒に告白されたらしい。

そんな長岡さんと祐は向かい合って、長岡さんの方が祐に迫って、何かを言っているらしかった。


ーーもしや、告白?



/132ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ