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光と首輪、絡まる鎖
第5章 海
光さんは彼氏なんかじゃないのに・・・
やばい、
かっこいい・・・。
「じゃ、じゃあね!」
「お幸せに!」
男達はそう言うと
わたし達の前から去って行った。
気付いたら光さんに手を繋がれていて、
わたしは涙を流していた。
「こはる?恐かったろ。よしよし」
繋いでないほうの手で頭を撫でられた。
光さんに久しぶりに触れた。
ドキドキと胸が高鳴って
今にも張り裂けそうだった。
先週、あんなにいやらしいことを
賢児さんとしておいて
やっぱりわたしが好きなのは
光さんだった・・・。
光さん・・・光さん・・・光さん・・・。