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光と首輪、絡まる鎖
第5章 海



光さんは使ったバスタオルを
自分の肩に掛けると
車の鍵を閉めた。




わたしは紙皿の入った袋を手に持ち、

光さんの洋服である、白いパーカーを着て
光さんの後ろを歩いた。




ねぇ、光さん

わたしのこの気持ちはどうしたらいいの?





みんなの居る場所に着くと
光さんは千恵美さんの横に行って

千恵美さんの着ている
パーカーのポケットに鍵を入れた。




「あ、おかえり」

そう言って顔を上げた。



千恵美さんはわたしを見ると
急に女の顔になった気がした。




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