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光と首輪、絡まる鎖
第5章 海



「さっきナンパされたんだって?
 大丈夫だった?」


沙良はいつものギャルみたいなしゃべり方じゃなくて
本当に心配するように言ってきた。




「うん、光さんがちょうど来て助けてくれた」

「こはるのその乳じゃナンパされちゃうよねぇ!」


あははー♪とわたしの背中を
バンバン叩く沙良。


「イタッ」




沙良が背中を叩く度に香る、
パーカーに移った光さんの香りが鼻に抜けて
すごく切ない気持ちになった。









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