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光と首輪、絡まる鎖
第5章 海



賢児さんは強くわたしを抱きしめてきた。




でもわたしは光さんに助けられて
光さんにときめいてしまいました。




その気持ちをバレないように
わたしは何も言わなかった。




「こはる・・・」

「ん?」

「この服、あいつの匂いがする。
 あいつのだからしょうがないけど。
 早く、脱がせたい」





そう言いながら
なぜか前のジッパーを閉めてきた。




「賢児さん・・・?」

「やっぱり、俺以外にこはるの体見せたくないから
 しょうがないから借りといてやる」





わたしの耳元で、そう囁いた。





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