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光と首輪、絡まる鎖
第5章 海
「戻ろっか」
賢児さんはわたしから手を離し
車に鍵を掛けると、手を繋いできた。
賢児さんと外で手を繋ぐなんて
今まであんまりしたことがなかった。
わたしは外でイチャイチャしたいタイプじゃないし
賢児さんもそうだと思っていた。
「光にサーフィン教えてもらう?」
「んーん、今度でいい」
「そっか、また来ようね」
「うん」
みんなが居る場所に戻ると
沙良に呼ばれた。
「瑞貴埋めるから手伝ってぇ!」
そう言われて、
光さん以外のみんなで
瑞貴を砂の中に埋めることになった。