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光と首輪、絡まる鎖
第1章 出会い
「あ、えっと、」
「手ひくから」
そう言われて、
ぼんやり見えるその手に
わたしの手を重ねる。
「ゆっくりでいいから」
光さんにそう言われ、
こんなに優しい光さんなんて
初めて見た気がする、と
ドキドキと胸が鳴る。
ゆっくりと階段を上って行くと
そこには一面の綺麗な夜景。
なんか大人のデートみたいで
すごく嬉しくなった。
それも光さんに連れてきてもらったのだから
尚更嬉しくて、わたしは声を上げてしまった。
「うわー!すごい!綺麗!!!」