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光と首輪、絡まる鎖
第5章 海
賢児さんは砂の上から
わたしの胸辺りに砂を盛ったり、
お腹の辺りになにかを描いたりして
しばらくすると
「でーきた」と嬉しそうに笑う。
賢児さんが沙良の作っている物を見ると
「ブッ・・・」と吹き出した。
賢児さんでも吹き出すことあるんだ・・・。
そんなことを思っていると
「これは俺も負けた・・・」
と言った。
何?何?何が?
「さすがにこのサイズはいないと思いますよぉ!
っていうかわたしも無理ですっ!」
「瑞貴のはこうじゃないんだ?」
「瑞貴はこの10分の1くらいですかねぇ」
「沙良ちゃん、結構エグいこと言うね」
そう言って2人が笑っている。