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光と首輪、絡まる鎖
第5章 海
光さんがサーフボードを抱えて
ゆっくりと歩いてきた。
「瑞貴やべぇな、超巨乳じゃん
こはる以上じゃんって、隣こはる?
こはる、マッチョ・・・って
うわぁ、負けましたわ・・・」
「光、落ち込まないで」
「こはるのがこんなに立派だったなんて」
光さんと千恵美さんが
コントみたいなことを始めた。
っていうか、なんか生々しいからやめて・・・
「俺も写真撮りたい」
そう言って光さんは
わたしと瑞貴の間に寝転んだ。
それをみんなが写真に収めると、
「やべーウケる、待受にしよ」と言っていた。
や、やめて!
待受なんてやめて!!!
みんなは写真撮影が終わると、
賢児さんはわたしの上に乗る砂をどんどん退けて
沙良は瑞貴の砂を退けた。
でもわたしはこの砂に埋もれて
消えてしまいたかった。