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光と首輪、絡まる鎖
第7章 雪山



わたしはそのまま寝たふりをして
みんなの会話を聞いていた。




「千恵美ちゃん久しぶりー」

「お久しぶりです、浩輔さん、幸成さんも」

「名前覚えててくれたの?」

「当たり前じゃないですかー!」



なんだか、負けた気がした・・・




賢児さんの友達の名前くらい
覚えてなきゃだめじゃん!



浩輔さん、幸成さん、浩輔さん、幸成さん。




黒髪が浩輔さんで、ニット帽を被ってるほうが幸成さん。




覚えた。大丈夫。うん。




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