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光と首輪、絡まる鎖
第7章 雪山
それから賢児さんが手を繋いで一緒に滑ってくれて
少し恐い思いもしたけど、
だんだんと滑れるようになってきて
楽しく思えるようになってきた。
あのまま光さんに教わっていたら
スノボが嫌いになっていたかもしれない。
だんだんと日が傾いてきた時
わたしは1人、レンタルの建物の隣にある食事処で
あったかいココアを飲んでいた。
わたしは何度も転んで疲れてしまって
ここで待ってるからみんなで滑ってきて、と言って
ココアを飲みながら、みんなを待つことにした。