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光と首輪、絡まる鎖
第7章 雪山



「じゃあこはるちゃん、
 明日一緒に露天風呂行こうか?」


お茶の入った湯飲みを差し出しながら
千恵美さんが言った。




「あ、はい、露天風呂入ってみたいです」




千恵美さんと一緒に露天風呂に入るというのは
少しだけ複雑な気持ちになった。

でも家族以外と来る温泉が初めてで
わくわくする気持ちのほうが勝っていた。




「食事が用意される前に
 お風呂に入って来ちゃおうか」


賢児さんはそう言うと
立ち上がって浴衣に着替え始めた。



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