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光と首輪、絡まる鎖
第7章 雪山
「千恵美さんおやすみなさい」
「うん、おやすみ。また明日ね」
そう言ってから襖を閉めて、
賢児さんと別々のベッドに入った。
「こはる、こっち来る?」
「・・・行かない」
一緒になんて寝たら、
したくなってしまうかもしれないから
賢児さんからの誘いを断った。
「今日楽しかった?」
「うん、すごく楽しかったよ。
連れてきてくれてありがとう」
「また来よう?」
「うん、来たいな」
「でも疲れたでしょ?
こはる、おやすみ」
「おやすみなさい」
賢児さんがベッドサイドの電気を消してくれて、
わたしはすぐに眠りに就いてしまっていた。