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光と首輪、絡まる鎖
第7章 雪山
トントン、トントン
トントン、トントン
襖を叩く音で目が覚めた。
トントン、トントン
「こはるちゃん起きてるー?」
千恵美さんの声
「露天風呂行こう?」
そうだ、一緒に露天風呂に入る約束してたんだ。
「はーい、今行きます」
まだ寝起きでボーッとする体を起こそうとすると
賢児さんにぎゅっと抱きしめられた。
「賢児さん起きた?」
「んー・・・おはよ・・・」
「おはよう。千恵美さんと露天風呂行ってくるね?」
「あ、うん・・・じゃあ俺の着てた浴衣着てって・・・」
「え?なんで?」
そこまで言われ、昨日の情事を思い出した。