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光と首輪、絡まる鎖
第8章 誕生日
車に乗ってからだいぶ時間が経った。
本当に、どこに行くのだろう。
だんだんと大きなビルが増えてきた気がする。
そこから一時間くらい走ると、窓からお城が見えた。
え?
もしかして・・・
そのまま大きい駐車場に入って来た。
ここって・・・
「こはる、わかっちゃった?」
車から降りて周りを見る。
いろんなキャラクターの絵が描いてあって
すぐにどこかがわかった。
「誕生日に行ってみたいって言ってなかった?」
ニッコリと笑う賢児さん。
「うん、言った・・・。ありがとう・・・」
わたしは人目も気にせず
賢児さんに抱きついた。