この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
光と首輪、絡まる鎖
第8章 誕生日
エレベーターでだいぶ高い所まで来た。
賢児さんはわたしの手を引いて
ある部屋の前まで行くと、
カードキーを使って鍵を開けた。
「こはる、先に入って」
手を繋いだまま部屋の中に入ると
目の前の大きな窓から観覧車が見えた。
「え!?賢児さん観覧車見えるよ!?」
「喜んでもらえた?」
「うん・・・ありがとう・・・」
賢児さんのサプライズが嬉しくて
また泣いてしまうと、
荷物をソファーに置いた賢児さんに
ぎゅっと抱きしめられた。
「だから泣くの早いって。
泣くなら俺に抱かれて泣いて?」
そう言って深いキスを落としてきた。
賢児さんの舌がわたしの舌に絡まり
わたしは賢児さんの腰に抱きつきながら
必死にその舌に自分の舌を絡めた。