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光と首輪、絡まる鎖
第8章 誕生日
賢児さんとのキスに酔っていると
ピンポーン♪
と、部屋の中にインターホンの音が響いた。
賢児さんは唇を離すと
「ちょっとソファーに座ってて」
と言ってドアを開けた。
ベルボーイさんがワゴンを押して
部屋の中に入って来た。
その上に小さめのホールケーキと
お酒が乗っていて、
それをテーブルに置くと
部屋から出ていった。
「一日早いけど、誕生日おめでとう」
そう言って軽いキスを落とされる。
賢児さんは部屋の電気を消すと
「早くろうそく消して?」
と言うので、
ケーキに刺さったろうそくをフーッと吹き消した。