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光と首輪、絡まる鎖
第8章 誕生日



「泣きすぎ」



賢児さんが少し困ったような顔を向ける。



「賢児さん・・・」



「うん、ゆっくりでいいよ」



わたしの背中をぽんぽんとしながら
優しい言葉をかけてくれる。




「あのね・・・」

「うん」




「賢児さんのことがね・・・」

「うん」









「・・・好き、なの」








自分から告白したのは初めてだった。



光さんの時は、
光さんに「俺のこと好きなの?」って聞かれてしまったから
自分からは告白していないし、

その前は恋に恋している、というか
あの人好きー♪と軽く思っているくらいで、
友達から好きな人を聞かれれば
適当にかっこいい男の子の名前を言ってごまかしていた。



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