この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
光と首輪、絡まる鎖
第8章 誕生日
あんなに光さんを求めていたくせに、
賢児さんに抱かれると
愛されていることが伝わってきて
それがじわじわとわたしの体を蝕むように
賢児さんのことが愛しく感じ
いつの間にか
好きになっていた。
賢児さんのことが
大好きに、なっていた。
賢児さんはわたしの肩に顔を埋めたまま
微動だにしなくて、
心配になって声をかけた。
「・・・賢児さん?」
「・・・」
何も返事がない。
「賢児さん?」
すると彼はわたしの唇に
激しいキスを落としてきた。
賢児さんの持つグラスが
わたしの後頭部に当たる。
わたしの口内を舌が動き回り
何度も舌を吸い上げる。