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第8章 誕生日

ちゅっ、と軽いキスをされて、
チョコレートの香りがした。





「お湯入ったから一緒に入る？」

「うん、一緒に入りたい」




賢児さんと片時も離れたくなくて
一緒に入ると言った。




バスルームまですぐなのに
恋人繋ぎをしながら歩く。




脱衣所でキスをされながら
一枚ずつゆっくり服を脱がされる。




だからわたしも賢児さんの服を
脱がしてあげたんだけど、
人のベルトを外すのが初めてで
少しだけどドキドキした。



「こはるにベルト外されるって
　なんかやばい・・・」

「な、なんで？」

「今すぐ抱いてって言われてるみたい」




ちゅっとおでこにキスを落とされる。




「えっと・・・
　お風呂入った後に・・・したいです・・・」