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光と首輪、絡まる鎖
第8章 誕生日
すると電話がかかってきたかと思ったのに
スマホをスライドして、何回かタッチすると
「こはる、ここおいで」
と言って、自分の膝をぽんぽんしてきた。
「え?」
「早く」
賢児さんに腕を引っ張られて
向かい合わせになるように
強制的に膝の上に座らせると、
わたしの腰に腕を回し優しいキスを落とす。
角度を変えながら何度もキスをされ、
賢児さんの首に腕を回す。
そのキスがだんだんと深くなり、
ゆっくりと舌が差し込まれた。
「んっ・・・ふ・・・・っあ・・・」
わたしの口の中を舌が這い回り
柔らかい舌を味わうように絡めると、
今度はわたしのスマホの
メールの着信音が流れた。