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光と首輪、絡まる鎖
第8章 誕生日
あ・・・音消しとくの忘れた・・・
響くメール着信音が止むと
賢児さんが唇を離した。
「誕生日、おめでとう、こはる」
「・・・ありがとう」
賢児さんに抱きつき、自分からキスをした。
唇を合わせていると
もう一度鳴る着信音。
さっきとは違う音で
あれ?と思ったら賢児さんの唇が離れていく。
「メール、見た方がいいんじゃない?
おめでとうメールだよ、きっと」
「うん、嬉しいなー♪」
ソファーから立ち上がり
自分のバッグからスマホを取り出した。