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光と首輪、絡まる鎖
第8章 誕生日



メールの受信BOXの一番上にあったのは





あれ、光さん・・・?





しばらく光さんから
メールなんて来なかったから
今まで忘れていた。




光さんの着信音、個別設定してたんだった。




『誕生日おめでとう』




それだけの簡単な文章だったけど、
光さんからの誕生日メールは初めてで
ほんの少しだけトクンと胸が動いた、気がした。




「友達からいっぱい来てた?」

「え、あ、うん」



他のメールを見ると、
沙良や他の友達からもメールが来ていた。




「沙良が一番乗りだった」

「俺の方が一番乗りでしょ?
 誕生日になった瞬間は俺とキスしてたんだから」




あの音はアラームだったのか!?




「賢児さん、やっぱりキザ」

「嫌?」

「大好き!!!」




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