この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
光と首輪、絡まる鎖
第8章 誕生日
メールの受信BOXの一番上にあったのは
あれ、光さん・・・?
しばらく光さんから
メールなんて来なかったから
今まで忘れていた。
光さんの着信音、個別設定してたんだった。
『誕生日おめでとう』
それだけの簡単な文章だったけど、
光さんからの誕生日メールは初めてで
ほんの少しだけトクンと胸が動いた、気がした。
「友達からいっぱい来てた?」
「え、あ、うん」
他のメールを見ると、
沙良や他の友達からもメールが来ていた。
「沙良が一番乗りだった」
「俺の方が一番乗りでしょ?
誕生日になった瞬間は俺とキスしてたんだから」
あの音はアラームだったのか!?
「賢児さん、やっぱりキザ」
「嫌?」
「大好き!!!」