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光と首輪、絡まる鎖
第8章 誕生日
バスルームから出ると
洋服に着替えて二人で並んでソファーに座る。
時刻は11時少し前で、
まだもうちょっとゆっくりこの部屋に居ることになった。
賢児さんが急に「あっ」と
何かを思い出したかのように席を立ち、
荷物を置いたソファーの上から
キャラクターの描いてある袋を持って
戻ってくると、わたしの隣に座る。
「これ昨日買ったの忘れてた、開けてみて」
「なにー?」
ガサガサとその袋を開けてみると
中から黒とグレーのパーカーが二枚出てきた。