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光と首輪、絡まる鎖
第8章 誕生日
「え!?外で一緒に着るのは・・・
恥ずかしい・・・」
「大丈夫だよ!
若い子みんなペアルックとか普通だし!」
「いや・・・俺そこまで若くないし・・・」
「賢児さんの年齢、
ちゃんと教えてもらったことないもん」
「あー・・・えっとー・・・」
賢児さんはばつの悪そうに
わたしから目を逸らす。
しばらく黙った後、
「今年・・・29・・・になる・・・」
と言った。
「えぇぇぇ!?8歳も上だったの!?」
全然見えないんだけど・・・
瑞貴とあんまり変わらないと思ってた。
確かに瑞貴よりは落ち着いてるけど、
光さんなんて余計に、
瑞貴と2、3歳しか変わらないと思ってたよ。