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光と首輪、絡まる鎖
第8章 誕生日
「年上すぎて、こはるに引かれるかと思って
なんとなく言えないままできちゃって・・・」
「別にそれくらいじゃ嫌いにならないよ?
でも・・・」
「・・・でも?」
賢児さんが不安そうな顔をする。
「秘密にしてたお詫びにペアルック決定ね?」
「・・・はい」
賢児さんがしょんぼりとした顔を隠すように
フードを被ったので、頭にちょこんと
丸い耳が付いて、すごくかわいかった。
「賢児さん」
「ん?」
「すっごい似合うよ?」
かわいいと言ったら怒られそうで
似合うと言ったけど、賢児さんは
「恥ずかしいからやめて」
と言って後ろを向いてしまい
それがあまりにもかわいくて
「賢児さんかわいい!」
と言って、賢児さんの腰に抱きついた。