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光と首輪、絡まる鎖
第8章 誕生日



「どっちも嫌!」

「わかってるよ、ほら、お昼ご飯食べに行こう?」




と荷物を一つに纏めて持ち、
片手をわたしに差し出してくれる。




手を繋いだままチェックアウトを済ませ、
車に乗ると中華街へと連れて行ってくれた。




大きな中華まんを半分こにして食べたり、

「こはる、似合いそうだよ?」

「え、やだよ!恥ずかしいよ!」


スリットの大きく入ったチャイナドレスを見たり、
適当に入った中華屋さんでごはんを食べたりして
賢児さんと一日中、手を繋いで歩けるのが
すごく嬉しくて、楽しくて、幸せで帰りたくなかった。




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