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第1章 出会い

光さんは顔を傾けて
チュッと軽くキスをしてきた。




わたしに今起こっていることは
本当のことなのか、それとも夢なのか
パニック寸前だった。




チュッ、チュッ、と音をさせ
何度も優しいキスをしてくれた。




光さんのキスは、煙草の味がした。




煙草を吸っている人とつきあったことがなくて
すごく大人のキスの味がした。




光さんの舌がゆっくり入ってきて
わたしの口内を動き回り、
必死に光さんの舌に絡ませた。