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光と首輪、絡まる鎖
第9章 過去
その後、光さんは家まで送ってくれた。
光さんの車から降りると、
スマホのロックを解除する。
賢児さんからは着信が1件と、
メールが2件来ていた。
わたしは勝手に出てくる涙を
どうすることもできないまま、
電話をかけた。
♪~PRRRR
♪~PRRRR
♪~PRRRR
「もしもしぃ?こはるー?
どうしたのぉ、こんな時間に」
「沙良・・・・・どうしよう・・・・・」
「え!?こはるっ!?泣いてるの!?」
「賢司さんが・・・結婚、してるって」