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光と首輪、絡まる鎖
第9章 過去
「こはる・・・愛してるんだ・・・
こんなに人のことを好きになったのなんて
初めてだったんだ・・・
だから、ずっと一緒に居て・・・」
「前に言ったでしょ?
賢児さんと、ずっと一緒に居るって」
そう言うと賢児さんは体を離して
わたしにキスをしてくれた。
賢児さんのものか、わたしのものか
わからない、涙の味がして
すごく切なくなった。
賢児さんはわたしの体を引っ張ると
自分の足の上に座らせて
向かい合わせになる。
「ちょっ!ここ外だよ!んっ・・・!」
すぐに強く抱きしめられて
キスで口を塞がれた。
「こ、はる・・・」
たまに息継ぎをして、わたし名前を呼び
長い長いキスを続けていた。