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光と首輪、絡まる鎖
第10章 同棲
賢児さんと一緒に暮らすと決めてから、
毎日が慌ただしくて、いつもバタバタしていた。
賢児さんは、わたしの誕生日までに
同棲を始めたいと言って、
すぐにうちの両親に挨拶をしてくれて、
前に一度結婚していた事や、
わたしへの真剣な気持ちを、
ちゃんと両親に話してくれた。
それからは一緒に不動産屋さんを回り、
いろんな部屋を見に行って、
2人で気に入る部屋を探した。
賢児さんは、
「仕事で遅くなる日もあるから、
お互いの部屋があったほうがいいかな」
と言って、
結局、2LDKの部屋を借りることになった。
「でも毎日こはると一緒に寝たい・・・」
と言って少し駄々を捏ねたけど、
賢児さんの部屋のベッドをダブルサイズにして、
一緒に寝れる時はそこで寝ることにした。
部屋が決まると、一緒に役所に行って
いろんな書類を提出して、、
引越し前の準備を済ませた。